tatakau20dai’s blog

元銀行員/FP(個人資産)2級/日商簿記2級→サラリーマン兼個人事業主を目指して日々活動しています。若手社会人や苦学生、日々頑張っている方々にむけて知っておくべきお金の知識・節税・節約術を発信しています。

10種類の所得

 前回の記事で「収入と所得」の概念について説明しました。

tatakau20dai.hatenablog.com

 

今回は「所得」について深堀りしていきたいと思います。

 

まず所得は税法上10種類に分類されてます。

大雑把に言うと、所得には種類があって

稼ぎ方によって分類されていると言うことです。

分類は以下の通りです。

 

  1. 給与所得
  2. 事業所得
  3. 不動産所得
  4. 譲渡所得
  5. 山林所得
  6. 配当所得
  7. 利子所得
  8. 退職所得
  9. 一時所得
  10. 雑所得 

 

 今回はこの10種類の所得についてめちゃくちゃ簡単にお伝えします。

細かい説明はこの記事ではしませんので、ご了承ください。

 

所得の種類

給与所得

 雇用されている勤務先から受け取る金銭。

お給料やボーナス、アルバイトのことです。

通勤手当や住宅手当、金券等も含まれます。

事業所得

 事業を行って稼いだ金銭。

農業、漁業、製造業、卸売業、小売業、サービス業など様々な事業があります。

事業として認められるためには「独立・継続・反復して行われる仕事」である必要があります。

不動産所得

 土地建物などを貸して得る金銭。

大家さんが受け取っている家賃が一番イメージしやすいです。

船舶や航空機を貸して得る金銭も不動産所得に含まれます。

譲渡所得

 土地や建物、株式などの資産を売却(譲渡)して得る金銭。

事業規模で商品として売却する場合は事業所得になります。

山林所得

 山林の立木を伐採またはそのまま譲渡して得る金銭。

主に林業を営む人の所得です。

配当所得

 株式や出資などの配当金や、投資信託等の収益分配金。

利子所得

 銀行の預金利息や国債等の債権の利子、公社債投資信託の収益分配金。

退職所得

 退職時に一時金としてもらう金銭。

退職金や企業年金の一時金などがあります。

一時所得

 営利を目的としない一時的な所得。

競馬や競輪などの払戻金や、保険の満期金などが該当します。

雑所得

 他の9種類に当てはまらないもの。

年金や副業、ビットコインの利益などがあります。

 

 

 所得は以上のような分類になっていますが、事業所得と雑所得など

明確な線引きがないものがあるのも事実です。

もし確定申告をする際に不安な方は税理士や会計士に相談するのが良いと思います。

 

今後の記事でそれぞれの所得の税制面から見た特徴をお伝えしていきます。

「収入」と「所得」の違い

 これからお金の勉強をしていく中で「収入」「所得」という言葉が何度か出てきますが、「稼ぐ」「守る」という観点で非常に重要なものになります。

 この2つの概念についてできるだけ分かりやすくお伝えしていきます。

 

「収入」とは?

 収入とは「稼いだお金」です。

サラリーマンのお給料や、会社で言う売上が収入になります。

世間でよく聞く年収〇〇万円や、年商〇〇億円と言うのは

「収入」のことを指しています。

 

「所得」とは?

 所得とは「収入から必要経費を引いたもの」です。

例えば、物を売って得たお金は「収入」。

その収益から仕入代や人件費などを差し引いたものが「所得」です

 

会社勤めの方はイメージしづらいかもしれませんが、会社員の方も

年収(収入)から給与所得控除(必要経費)を差し引いたものが「所得」として計算されています。

 

「課税所得」と「可処分所得

 実は所得には「課税所得」や「可処分所得」と言う概念もあります。

少し大雑把ですが、

課税所得は上記で説明した所得のうち「税金がかかる(課税される)部分のこと」

可処分所得は「税金や社会保険料などを引いた後の手取りのこと」です。

 

 

 これからお金の勉強をしていく上で「所得」と言う言葉は非常に重要になります。

次回は所得の内容をさらに深くお伝えしたいと思います。

"お金"の正体とは。

  • "お金"とは「選択肢」

「お金持ちになりたい」と思ったことがあるだろうか。ほとんどの人がYesと答えるはずだ。では、なぜお金持ちになりたいのか。様々な理由を聞いたことがあるが、今まで的を得た理由を聞いたことはない気がする。

 

・欲しいものが買えるから

・好きなことができるから

・働かなくていいから …など

 

 おそらく全て正解だが、私はお金とは「人生の選択肢を増やすツール」であると思う。

では選択肢を増やすとはどういうことか?

 

・欲しいものが買える → 買っても買わなくてもいい選択

・好きなことができる → やってもやらなくてもいい選択

・働かなくていいから → 働いても働かなくてもいい選択

 

 幸せの価値観は人それぞれだが、この選択肢が多いほど可能性が広がり人生が豊かになる。つまり選択肢を広げるためのツールこそが"お金"の正体である。

 

 

  • お金の無い人生とは

 暗い見出しになってしまったが、お金が無いとどうなるのか。

それは選択肢が無くなるということ。

 

・一人暮らししたい  → できない

・車を買いたい    → 買えない

・海外旅行/留学へ行きたい  → 進学できない

・結婚したい     → お金が貯まるまでできない

 

特に若い人ほどやりたいこと挑戦したいことは多いが、選択肢が圧倒的に少ない。

私の価値観になってしまうが、選択肢がある幸せより選択肢が無い不幸の方が感じやすいと思う。

最近よく「経済的自由を目指そう」という言葉を耳にするが、その本質は「選択の自由を手に入れること」だ。

 

 

このブログでは「経済的自由=選択の自由」を手に入れるためのお金のノウハウを

「貯める」「守る」「稼ぐ」「増やす」という4つの観点から発信していきます。

一人でも多くの方に有益な情報をお伝えできたらと思います。